高血圧とは
高血圧とは、血圧がある程度の範囲を超えて高く維持されている状態です。医療機関の診察室で測定するときは140/90mmHg以上、家庭で測定するときは135/85mmHg以上が目安となります。但し、血圧は刻一刻と変化しています。朝、緊張している時やストレスが掛かっている時には血圧が上がりますし、夜リラックスしている時には低めになります。従って、一度血圧を測って少し高めだったとしても、即座に高血圧とは診断をつけません。その後に基準値内に下がれば、一概に高血圧とはいえません。血圧のいつも高い状態が継続していることが問題になるのです。
血管壁がダメージを受けます
高血圧になると、血管壁が圧力によるダメージを受けます。血圧の高い状態が続くため、血管壁が厚くなったり、硬くなったりする動脈硬化の原因になり、狭心症や心筋梗塞、脳卒中、腎臓病などを引き起こしやすくなります。高血圧の原因は様々ですが、遺伝的要因と食生活の乱れ(塩分の摂り過ぎ)、喫煙、お酒の飲みすぎ、運動不足、精神的ストレスなどが代表的です。このような原因をお持ちの方は、生活習慣の改善に努めるようにしましょう。
高血圧の治療
高血圧の治療に先立ち、まず行うべきは生活習慣の見直しです。塩分を摂り過ぎている方は、すぐにでも食事を見直してください。さらに、適正な体重に近づけるために運動療法を行います。毎日30分以上の有酸素運動を継続的に続けることが血圧の安定化に繋がります。また、医師から降圧薬などを処方されたら、指示通りにしっかりと飲むことも大切です。一度薬を飲み始めたら、一生やめられないと思っている方が少なくないようですが、食事・運動療法の継続により症状が改善してくれば、薬の量を減らしたり、止めたりすることも可能です。
03-5340-7661
- 院 長
- 井村 肇
- 診療内容
- 内科、循環器内科、外科
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